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  2. 道の駅猪苗代(Blue star vol.2掲載)

再生可能エネルギーへの思いが“キラリ”

福島県道の駅猪苗代

道の駅猪苗代

福島県産材を使った広々空間を
床暖房が足元から効果的に暖める

猪苗代町は、福島県のほぼ中央に位置し、南側に猪苗代湖、北側に会津磐梯山を望む自然豊かな町。夏は冷涼ですごしやすいものの、冬は1~2mの積雪があり、冬期間の暖房はもちろん、雪をいかに克服していくかが暮らしの要となっている。

猪苗代町の3つの施設

施設利用者利用時間導入時の建物熱源システム
庁舎職員主に平日の日中既築(熱源入替)【併用】
地中熱ヒートポンプ
冷温水発生器
道の駅町民・旅行者平日・休日問わず24時間新築【単独】
地中熱ヒートポンプ
こども園子ども平日及び休日の日中新築【併用】
地中熱ヒートポンプ
冷温水発生器

道の駅猪苗代は会津地域の玄関口として地域の情報発信、農産物・特産品の販売を担い、有事の際には町民と道路利用者が避難できる施設です。
高い天井で開放感のあるスペース、一部の24時間開放しているスペースは冬期の暖房が必要不可欠です。地中熱ヒートポンプによる温水床暖房で、開放的な大空間も足元からぽかぽかとした快適な暖房を実感することができます。床暖房に必要な温水は30℃~40℃と低温水のため、ヒートポンプも高効率運転で省エネルギー。猪苗代の厳しい冬でも来客される方をあたたかく迎え入れる施設となりました。

Data建物規模・システム概要

建物構造
木造平屋建
延床面積
約2,220㎡
空調面積
約860㎡
ヒートポンプ
GSHP-3003URF(最大30kW)×4台
複数台制御装置
GSPC-120×1面
採熱方式
ボアホール方式(30AダブルUチューブ) 75m×16本
放熱器
シンダ―埋設床暖房

Operating data運転データ

運転データ

Flow chartフロー図

約860㎡にポリエチレンパイプを埋設。広々とした天井の高い空間でも、足元からぽかぽかと暖かく、底冷えを防ぎます。
東日本大震災当時、同じ町内の灯油床暖房の避難所の快適性が好評だったものの、燃料不足が課題でした。火山や豪雪など、あらゆる災害に対応した総合防災拠点として、高効率で稼働できる地中熱ヒートポンプと太陽光発電の組み合わせで有事の物資不足の際にも避難所としての役割を果たすことができる設備となっています。

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