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  2. 青森県 鶴田町立鶴田小学校(Blue star vol.15掲載)

寒さしらずのパワフル暖房と耐久性の高さが“キラリ”

青森県鶴田町立鶴田小学校

雄物川庁舎

使用頻度やスペースに合わせて
豊富な石油暖房機からセレクト

青森県北津軽郡鶴田町の中心部にある公立小学校。同校は地中熱、空気熱、石油の3つの熱源を組み合わせた冷暖房を活用しています。
石油燃焼機器による暖房機が活躍するのは、総合記念ホールや音楽室、図書室、視聴覚室などの専科教室。普通教室と比べて利用回数が少ないため、ピンポイントでパワフルに活躍するFF式石油暖房機を採用。各室の暖房機は、職員室の中央操作盤で一括制御。タッチパネルで現在の稼働状況も確認できるので、消し忘れもありません。アリーナの暖房には床下放熱器による温水暖房を採用。床下空間から効果的に暖めるため、天井の高いアリーナでも足元からポカポカし、無駄な暖房コストを抑えることができます。寒いシーズンに行われる入学式や卒業式をはじめ、子どもたちの日常の体育活動もしっかりサポートしています。

Data建物規模・システム概要

構造
鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
施設面積
校舎7,536m²/アリーナ2,568m²

FF式石油暖房機

熱源機
FF-11000BF(U)×30台
FF-7000BF(U)×4台
FF-15GBF3(U)×7台
FF-4211TL(U)×11台
制御装置
SC-260PC

石油温水ボイラー(床下暖房)

熱源機
CUG-376URF×3台
放熱器
床下放熱器UFN-200×54台
制御装置
BPC-PC

Floor mapフロア図

ポカピョン

FF式石油暖房機

専科教室に設置されているのは、FF式石油暖房機。普通教室に比べると使用頻度が限られるため、必要な時にさっと暖めることのできる燃焼系暖房機器を採用。FF式のため、室内をクリーンに保つことができるほか、安全面にも配慮した集中制御システムで管理を行うことができるため、寒さしらずの北国の強い味方として長く愛用されている。

石油温水ボイラー(床下暖房)

アリーナに設置されているのは、石油温水ボイラーによる床下暖房。体育や式典などでも活用されるアリーナは、天井が高く暖房効果を得るにはコストがかかり、快適性を我慢するケースも多々ある。今回設置した床下放熱器は、アリーナの床下全体に放熱器を設置し温水を循環させる。暖められた空気はガラリを通じてアリーナ内に対流するほか、床面からのふく射暖房効果によって暖房効果を得られやすい。熱源機を設置したり、強い温風を吹出すことがないため、安心・快適・静かにアリーナを使用することができる。

  • 採用実績が多く、設置コスト安価
  • 安全面にも配慮した集中制御システム
    ・非常一斉停止
    ・警報表示など
  • 石油温水暖房システムは放熱器を床下に設置し、スペース有効活用

Voiceカスタマーレビュー

設備管理ご担当者の方に聞きました!

これだけの規模の学校になると、各教室をまわりながらの石油ストーブの操作や給油は意外と大変。ですが、新校舎では、職員室でまとめて操作できるのはラクですね。行事でアリーナを使用した時も、寒さを全く感じませんでした。さらに冬場は、石油ストーブをオンにしない教室はわざとドアを開けます。そうすると通年稼働している地中熱・空気熱システムのあたたかな空気が入り込んで、極端な寒さを回避できます。

Photo galleryフォトギャラリー

Travel diary

江戸時代、多くの鶴が飛来したことからその名がついたという鶴田町。
日本の天然記念物であるタンチョウを展示飼育する“丹頂鶴自然公園”のほか、町のいたるところには鶴のモチーフが隠されています。その数なんと50種類超!私たちもひとつ発見しました!(写真左)
近年パワースポットとして有名な鶴の舞橋は、日本一長い木造三連太鼓橋。全長300メートルの橋を渡ると長寿・長生きのご利益があると言われています。岩木山を望む風景は、春夏秋冬、どの季節にも違った顔を魅せる、まさに絶景です。(写真右。3月下旬に撮影)