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  2. (Blue star vol.10掲載)

子供がのびのび過ごせる環境づくりが“キラリ”

長野県さみずっこ保育園

戸建住宅

自然にふれながら感性を育てる
自然型保育を支える地中熱システム

長野市の市街地から車で約30分、人口は約12,000人の長野県北部に位置する飯綱町。
標高1,917mの飯縄山麓に広がる丘陵地では、名産のリンゴや桃、梨などが栽培されている。内陸性気候のため寒暖の差が激しく、夏は最高気温が約35度以上、冬は最低気温がマイナス10度を下回ることも。冷たい季節風の影響で、雪の日も多く、積雪は平均60cmほど。1年を通じての安定的な冷暖房に加えて、雪対策も重要な地域である。

Data建物規模・システム概要

建物構造
鉄骨造/平屋建
延床面積
1,510m²
空調面積
1,362m²
融雪面積
189.5m²
ヒートポンプ
空調/GSHP-3003UR(30kW)×4台
融雪/GSHP-3003UR(30kW)×1台
複数台制御装置
GSPC-120×2面
採熱方式
ボアホール方式(シングルUチューブ)75m×25本
(空調/20本 融雪/5本)
放熱器
床暖房465.64m²
ファンコイルユニット10台

Flow chartフロー図

【冷暖房】

フロー図

【融 雪】

フロー図

二つの園を統合した新園舎。自然豊かな長野県飯綱町という地域の特性を生かし、町の公共施設としては初の地中熱導入となりました。床暖房エリアは0歳~2歳児室、廊下など約460m²。同じく0歳~2歳児室、調理室は夏季の暑さ対策として冷房利用のファンコイルユニットを導入し、年間を通して環境にも身体にも優しい空調が子供たちの成長をサポートします。
開放的な廊下エリアを空調することで園舎全体が柔らかな暖かさに包まれます。

Owners voiceオーナーズボイス

  • さみずっこ保育園の先生に聞きました!①

    園庭につながる廊下・土間テラスに地中熱の床暖房が入っているので、寒い季節でも園舎はポカポカ。雪遊びをした後の靴や手袋、スノーウエアもよく乾くほど。子供たちの自発的な遊びがどんどん広がっています。以前の園舎は冬が寒く、休み明けに冷え切った空間が暖まるまでに時間がかかりました。今はスイッチ一つで快適な室温に調節できるので、子供と向き合う時間も増えたように思います。

  • さみずっこ保育園の先生に聞きました!②

    園内のアプローチには地中熱を利用した融雪・凍結防止システムも入っています。雪が多い地域ですが、毎朝の融雪が不要になり、子供たちを安全に迎えられるのが何より助かりますね。自然の力をうまく取り入れ、季節や天候を気にせず保育できる環境に感謝しています。

Operating data運転データ

【冷暖房】

運転データ

【融 雪】

運転データ

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