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- (Blue star vol.12掲載)
自然と共存する暖房が“キラリ”
導入システムペレットストーブ
北海道洞爺湖ビジターセンター
炎のゆらぎと暖かさを感じながら
自然とつながるエネルギーを知る
洞爺湖をはじめ羊蹄山、登別、支笏湖、定山渓周辺一帯は1949年に「支笏洞爺国立公園」に指定された自然豊かな場所。そのうち洞爺湖エリアは、活発な噴火を繰り返している有珠山でも知られ、2008年の洞爺湖サミットでも注目された温泉リゾート地でもある。冬季の平均気温はマイナス5℃前後で、北海道内ではもっとも温暖な地方ではあるが、冬場の安定した暖房は欠かせない。
Data建物規模・システム概要
- 建物構造
- 木造2階建
- 延床面積
- 1,354m²
- ペレットストーブ
- FFP-9010DF ×2台
FFP-7202TS ×1台 - 石油ボイラー
- CUG-504UR F4 ×3台
Mechanism機器のしくみ
サンポットのペレットストーブは、FF式(強制給排気)のため、燃焼用の空気を室外から強制的に取り入れ、発生した熱を送風ファンで室内に送り出し、排気は給排気筒を通して室外に出す方式です。
- 自動着火・室温制御機能付きで楽々運用
- タイマー・曜日指定予約暖房機能付き※
- 対震自動消火装置・過熱防止装置など
万一のときに備えた安全設計 - 防火性能認証品
曜日指定予約暖房機能はFFP-9010DFのみ
Eco Friendly環境への配慮
ペレットストーブの燃料である木質ペレットは、製材工場やチップ工場から出る端材や樹皮などを固めて、円筒状にした燃料です。
木は成長過程で光合成によって二酸化炭素を取り込み大きくなります。木質ペレットを燃やして発生した二酸化炭素は、もともと空気中に存在した炭素原子を植物が吸収したもののため、ライフサイクル全体で見ると、大気中の二酸化炭素量は増加しません。
このサイクルをカーボンニュートラルといいます。
Owners voiceオーナーズボイス
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設置した環境を聞きました
開館当初から、化石燃料の使用によるCO2排出量を削減するため、カーボンニュートラルな燃料であるペレットストーブを積極的に導入・使用しています。当初使用していたペレットストーブのアフターサービスが終了したのを機に、サンポット社製ペレットストーブに入れ替えました。燃料である木質ペレットは、北海道産のトドマツやカラマツを材料にした胆振管内のペレットを使用しています。
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ご使用者様に感想を聞きました!
ペレットストーブは、館内入ってすぐのエントランス・休憩スペースに設置。炎が見えることでの暖かさも感じられ、快適な冬を過ごせています。館内を暖かく保つのはもちろん、来館者の目にふれる場所にペレットストーブを置くことで、環境に負荷の少ない暖房を知ってもらう機会にもなっています。