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  2. 仙台市上杉分庁舎(Blue star vol.5掲載)

開放スペースの省エネ手法が“キラリ”

宮城県仙台市上杉分庁舎

仙台市上杉分庁舎

省エネと環境負荷の低減で
再エネ普及のシンボルへ

宮城県仙台市は、5つの区に約100万人が暮らす政令指定都市。中でも青葉区は、名将・伊達政宗が築いた仙台城の城下町として栄え、県庁、市役所などの行政機関をはじめ、事務所、商店などが集まる東北の拠点でもある。地形的には、太平洋に向かって開けた仙台平野の西部に位置。海風の影響から、夏は気温の急激な上昇はなく、また冬も東北地方としては比較的温暖で積雪は少ない。

Data建物規模・システム概要

建物構造
スチール鉄骨構造/地上14階、地下1階
延床面積
9,505㎡
空調面積
158㎡(エントランス・ギャラリー・トイレ・授乳室)
ヒートポンプ
GSHP-3003URF(30kW)×2台
複数台制御装置
GSPC-32×1面
採熱方式
ボアホール方式(シングルUチューブ) 65m×6本
放熱器
シンダー床暖房(暖房)、ファンコイルユニット(冷房)

Operatingdate運転データ

平成28年度 稼働状況データ

上杉分庁舎_運転データグラフ

Flow chartフロー図

上杉分庁舎_フロー図

ガラス張りで空調負荷の高いエントランス・ギャラリー部分とエレベーターホール、強制対流方式が不向きなトイレの暖房には床暖房を用いています。地中熱を熱源とした床暖房による、24時間の低温水循環で、冬季の効率低下を防ぎます。
機械室内には制御盤を設置、稼動・停止の切り替えや、冷温水の温度設定を行うことが可能です。運転の入・切、エラー発生時の警報は、事務室の中央監視盤でも可能なため、万一の際にも早急な対応が可能です。また、データロギング機能により、稼働状況(消費電力・出力・各種温度推移)を記録。稼働状況は、エントランス内に設置した外部モニターに随時更新され、表示することで再エネ利用設備の運用効果を「見える化」しています。

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