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  2. 猪苗代庁舎(Blue star vol.2掲載)

再生可能エネルギーへの思いが“キラリ”

福島県猪苗代庁舎

猪苗代庁舎

熱源機の入れ替えで
温室効果ガス排出量を大幅に削減

猪苗代町は、福島県のほぼ中央に位置し、南側に猪苗代湖、北側に会津磐梯山を望む自然豊かな町。夏は冷涼ですごしやすいものの、冬は1~2mの積雪があり、冬期間の暖房はもちろん、雪をいかに克服していくかが暮らしの要となっている。

猪苗代町の3つの施設

施設利用者利用時間導入時の建物熱源システム
庁舎職員主に平日の日中既築(熱源入替)【併用】
地中熱ヒートポンプ
冷温水発生器
道の駅町民・旅行者平日・休日問わず24時間新築【単独】
地中熱ヒートポンプ
こども園子ども平日及び休日の日中新築【併用】
地中熱ヒートポンプ
冷温水発生器

Data建物規模・システム概要

建物構造
RC造3階建て
延床面積
4,467㎡
ヒートポンプ
GSHP-3003URT F(最大30kW)×9台
複数台制御装置
GSPC-32×1面
採熱方式
ボアホール方式(30AダブルUチューブ) 90m×28本
放熱器
ファンコイルユニット(冷暖房)

Flow chartフロー図

既設2台のうち、2台を地中熱ヒートポンプに入替

築30年を経過する猪苗代庁舎は従来の重油熱源設備の1/2を地中熱ヒートポンプに入れ替えました。放熱部は当初から使っているファンコイルユニットをそのまま使用。熱源機入れ替えのため、既存の機械室の限られた設置スペースに収容可能なヒートポンプを新たに設計しました。
重油などの化石燃料の使用量は従来設備の約1/10となり、温室効果ガスの排出量を大幅に削減。庁舎の地中熱冷暖房設備は、町で進める「地球温暖化対策実行計画」の一助となっています。

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